Collonil 1909ファインポリッシングブラシ
仕上げ磨きに最適な山羊毛ブラシ
上質な山羊毛をふんだんに使用し、弾力としなやかさを兼ね備えています。
お手入れの仕上げ磨きやデリケートな素材のお手入れに最適です。
繰り返し仕上げ磨きに使用してクリームを毛に含んだ山羊毛ブラシは、時間の無い時にはブラシのみでも美しいツヤを出すことのできる便利なお手入れ道具となります。
| 生産地 | ドイツ |
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| 注意事項 |
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| ブランド | Collonil(コロニル) |
| 使用方法 |
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| 対象素材・製品 |
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極上のツヤ出しを叶える。山羊毛仕上げブラシ
「1909ファインポリッシングブラシ」は、ドイツの老舗レザーケアブランド・コロニルが創業100周年を記念して2009年に発表した最高級ライン「1909 シリーズ」の仕上げ用ブラシです。細くしなやかな山羊毛をたっぷりと使用し、レザーケアの最終ステップ、仕上げのツヤ出し・磨きに最適。クリームやワックスの塗布後、余分な油分を取り除きながら、革本来の美しい光沢を引き出します。
日本向けの正規品は、1909シリーズのエンブレムの付いたコロニルグリーンの箱入で販売しています。高級感あるパッケージは、ご自身用としてはもちろん、大切な方への贈り物にもおすすめです。
お手入れの最後を飾る仕上げブラシ、その人気の理由。
上質な革靴や革小物のケアにおいて、仕上げ磨きの工程はレザーケアの楽しみの詰まったステップと言えます。「1909ファインポリッシングブラシ」は、その仕上げ磨きに最適なブラシとして、多くの方から支持されています。このブラシが愛される理由を、3つのポイントに着目しご紹介します。
1. 繊細で柔らか、豊かな毛量の山羊毛
ブラシ部分には、非常に細く柔らかい上質な山羊毛をたっぷりと使用しています。しっかりと密度のある山羊毛は、革表面に優しくしっかりと密着したブラッシングができ、クリームやワックスをなめらかに整え、革本来の自然な光沢を引き出します。
手で触れたときの感触は非常にやさしく、「フェイスブラシとして使いたい」と思わせるほど繊細です。そのため、デリケートな素材にも安心してお使いいただけます。
馬毛ブラシで革は傷つくか?選択肢としての山羊毛
お客様の中には「ブラシの毛が大切な革を傷つけるのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、実際レザーケアで最も良く使用される馬毛のブラシで革が傷つくことはほぼありません。それでも、より安心してケアしたい方にとって、また不安を感じていらっしゃるお客様に接客をされる販売員さんにとって、この山羊毛ブラシは頼もしい選択肢となり得ます。
2. 持ちやすさを追求。機能的な木製ハンドル
高級感のある天然木のハンドルは、両サイドに滑り止めの役割を果たす溝が刻まれており、指にしっかりフィットしてブラッシング中の安定感を向上させます。溝で指がしっかりと止まるので、指が毛の方に飛び出さないのも嬉しいポイントです。
さらに、ハンドル全体にはわずかな反りを持たせており、毛先が革面に自然と沿う設計に。これにより、手首のスナップを効かせたブラッシングがしやすくなり、軽い力で均一に磨き上げることができます。イメージや毛の優しさだけでない、実用を兼ねた機能美も人気の理由です。
3. 美しさも、贈り物としての品格も。高級感を備えたデザイン
ブラシ全体の印象を引き締めるのが、木の質感を活かしたニス仕上げのハンドルです。手に馴染む自然な木のぬくもりと、落ち着いた高級感を備えた佇まいです。ハンドルには、コロニルの最高級ライン「1909シリーズ」のゴールドのエンブレムが刻印され、ブラシそのものに格別な存在感を与えます。お手入れの時間を特別なものにしてくれることでしょう。
日本正規品は、ブランドカラーの深いコロニルグリーンに1909シリーズのエンブレムの入った専用箱入りの日本限定仕様で販売しています。上質なブラシにふさわしい装いは、大切な方への贈り物にもぴったりの姿です。
正しく使って、じっくり育てる。
1909ファインポリッシングブラシを使って、革靴や革製品を美しく仕上げるための効果的な使い方と、山羊毛のブラシを長くお使いいただくためのポイントをご案内します。
仕上げ磨きを美しく。基本的な使い方
このブラシは、基本的には靴クリームやワックスを塗布した後の最終仕上げ磨き専用ブラシとしての使用がおすすめです。お手入れの最初のホコリ払いに使うことも可能ですが、山羊毛はその柔らかさゆえに、ホコリ払いにはやや頼りなさを感じられるかもしれません。ホコリ払いとしては、よりコシの強い馬毛ブラシが出番が多くなりますが、注意して扱いたい繊細な素材などでは山羊毛が役立つことでしょう。
ブラッシングの対象によって、持ち方を使い分けるとよいでしょう。ハンドルの側面に設けられた浅い溝は、ブラッシングの際に指をしっかりかけられるよう設計されています、広い範囲をブラッシングする時は、ハンドルを横向き(腕と垂直)にして軽やかなストロークで磨くのが効果的です。一方、細かい部分を磨く・ホコリを取る場合は、ハンドルを縦向き(腕と平行)に持って使うことで、細やかな動きがしやすくなります。
繊細な毛のブラシを長く使うための、お手入れ方法
山羊毛は馬毛や豚毛に比べとても細いため、水洗いはできません。束ねた毛束をハンドルに植えていますが、強く引っ張ったり濡らして洗うと、この毛束から細い毛が抜けてしまうためです。どうしても毛の汚れを落とさなければならない場合には、オーガニックバンブーローションなどマイルドなクリーナーを布に少量吹きつけ、その布でやさしく拭き取ってください。後述する「ブラシを育てる」にも繋がるお話ですが、基本的には汚さないように注意して使い、洗わずに使い続けることをおすすめします。
使用後は、毛の間に残ったクリームやホコリを軽く払う程度のお手入れで十分です。保管時は毛先を潰さないようにして、湿気を避け、風通しの良い場所で保管してください。
磨きながら「ブラシを育てる」楽しみ
山羊毛ブラシは、使い続けていくうちに磨き効果が上がってゆく、「ブラシが育つ」楽しみがあります。クリームやワックスを塗った革を何度も磨くうちに、毛の表面にクリーム等のごくわずかな油分が蓄積され、自然なツヤが出やすい状態に変化していくのです。
この油分をまとって「育った」状態のブラシは、わざわざクリームを塗らなくても、ブラシだけで革に美しい光沢を与えることができるようになります。忙しい日でも軽くブラシをかけるだけで簡単にケアができるようになり、手間をかけずに美しさを維持できる、頼れる存在になってくれます。「汚さず、大切に使い続ける」ことが何よりも大切なのです。
至高の柔らかさを備えた1909ファインポリッシングブラシは、正しく使い、丁寧に育てることで、日々の革のお手入れをより豊かで楽しい時間に変えてくれます。道具としての価値をじっくりと深めながら、あなたのレザーケアに寄り添ってくれる一本として、末永くご愛用ください。